外は暑かっただろうが、長くお世話になっている和菓子屋さんでの撮影だった。
こういう撮影をした場合、撮影後には、きっとたくさんの和菓子が食べられるのだろう、、と一般の人達はすぐに甘い想像するだろうが、、、撮影後に食べたりはしない、、、。
撮影中に食べ、残りはいただいて帰る。
リクエストは厳しいが、甘い仕事だ。
そして神倉神社。
初めて行くと、驚きの連続である。
ナビで確認しながら車を走らせたが、細い道に入り、すぐに見つからず、諦めかけた時にかなり高い所に赤い鳥居の様なものが見えた。
そちらの方向に向かい、やっと参詣者用の駐車場を見つけた。
鳥居と、その前に御賽銭箱。
不思議に感じたが、近づいてみるとその訳がすぐにわかった。
驚くほどの急勾配の石段。
鎌倉時代に積まれたという石段538段。
初めて見ると、石の階段と言うよりロッククライミングに近い印象だ。
健康な若い人でも一瞬登る事をちゅうちょしそうだ。
私がそう思ったのだからきっとそうだ。
この恐怖感は、写真では表現できない。
足を踏み外し転げ落ちる事を想像すると命の危機をも感じる。
しかしちょっと信じられないが、夜にたいまつを持ち、この石段をかけおりる祭り(「お燈まつり」)があるらしい。
続きます。